ビーチバレーの基本ルール
- 天候
ビーチバレーは雨天でも決行します。
ただし、豪雨、雷、強風など選手に危険が及ぶような状況では中断または中止になります。 - フェイント
ビーチバレーではフェイント(指の腹を使ったティップ・プレー)が禁止されてます。
指の背中側を使ったプレー(ポーキーと呼ばれる)や指先(コブラショット)を使ってコントロールするプレーは可能です。 - ブロック
ブロックのワンタッチはそのチームのプレーの1回に数えます。(インドアでは数えません) - コートの広さ
インドアバレーよりも1m狭く、片面8mx8mのコートで戦います。
トップ選手が守っていると狭く感じますが実は結構広いのです。 - ネットの高さ
インドアバレーと同じく、男子2m43cm、女子2m24cmです。
砂の上でもインドアと同じ高さのネットで戦っています。
大会時には体験スペースも準備しますので、ぜひ砂の上でネットの高さ、コートの広さを体験下さい。 - 点数
ビーチバレーは1セット21点の2セット先取で行われます。3セット目は15点です。
デュースの場合は2点差がつくまで行います。 - コートチェンジ
風や太陽など環境に左右されるため、両チームの点数の合計が7の倍数(たとえば4-3、12-9など)になったときにコートチェンジをします。3セット目は15点マッチのため、5点でチェンジします。 - テクニカルタイムアウト
1・2セットは、両チームの得点合計が21点になった場合は、自動的に両チームにタイムアウトが与えられます。(これはチームのタイムアウトの回数に入りません) - セットアッププレー
ビーチバレーはドリブルの基準が厳しく、少しでも左右のタイミングがずれてオーバーハンドトスをした場合、ダブルコンタクト(ドリブル)の反則を取られます。
あえてリスクを取りながらも、トップ選手がオーバーハンドトスをしているところをコアなファンは見逃しません。
参加者について[PARTICIPANTS]
- PLAYERS
国際大会や日本ビーチバレー連盟が主催する大会に参加するプレイヤーは、ビーチバレー公式ルールを把握していること。フェアプレーの精神で、審判、関係者、チームメイト、対戦相手、そして観客者に敬意を持って、礼儀正しく振舞うこと。試合中、審判や対戦相手に暴言、故意的に試合の進行に妨害を及ぼす行為はしない。 - TEAMS
チーム構成人数は2人(控え選手なし)
2人のうち、どちらかがチームの代表・キャプテンとなり、試合前後のスコアーシートにサイン、コイン・トスに立ちあう
コートサイズやネットの高さなど[PLAYING AREA]
- コートサイズ
長方形 16×8m
※サイドライン& コートラインの幅を含む。コートの周囲(Free Zone) は、コート・エンドラインから図り、5mから6mのスペースがあること。 - コート表面
コート上は、出来るだけ平坦でプレイヤーが負傷する危険がないようにする。
※ケガの原因になるもの:石、岩、貝殻他 - コートライン
サイドラインとエンドラインの幅 5cmから8cm以内
アタックラインとセンターラインはない。
ラインと分かるように色が付いていること。素材は、耐久性に優れているもの。 - サービスゾーン
コート・エンドラインの後ろ、コート・サイドラインの間で行う。
また、コート・エンドラインからフリーゾーン(5mから6mのスペース)の中でサーブする。 - 天候
雨天でも試合可。しかし、プレイヤーに危険が及ぶような状況での試合は不可。 - ネット
長さ(横) 8.5m 幅(縦) 1m(プラスマイナス+/-3cm) 網目1マス10cmの正方形
ネットの水平線上下に5cmから8cm幅のバンドが付く。 - ネットの高さ
男子 2.43m / 女子 2.24m
※ネットの中心の高さが男子2.43m または 女子2.24mであること。
※両サイドの高さは、誤差2cm以内であること。 - サイドバンド
幅5cmから8cm (コートラインと同じ幅にすること) 長さ1m 色付き
ネットの両サイド、サイドラインの真上に、ネットに対して垂直に取り付ける。 - アンテナ
長さ 1.8m 直径 10mm 赤と白のストライプ模様(各色10cm交互) - ボール
国際バレーボール連盟(FIVB)が公認しているビーチバレーボールを使用。
– 色付き(オレンジ、黄色、ピンク、白など明るい色)
– 円周 66cm から 68cm
– 重さ 260g から 280g
– 内気圧 171 から 221 mbar または hPa (0.175 から 0.225 Kg/cm)
※1試合の中で使用されるボールは2個から3個、配色は同じであること。
※FIVBの国際大会では、3個のボールを使用。6名のボール係りが配置される。